豪雪地帯の川
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上高地の梓川.
なんだかんだ言ってやはりこの景観はなかなかのもの.様々な意味で見ていて飽きが来ない.どことなく北海道の川を彷彿させるものがある.標高1500mもの山地でこのような緩やかな流れが見られることは,やはり特筆ものである.これまでに見てきた山岳渓流のどれを思い返しても,流れのなだらかさ,平坦な地形,そしてその規模という観点から,この梓川に類似するものは見あたらない.できることなら川の中を歩いて遡りたいものだが,そうもいかないのが悲しいところ.
この梓川は松本市で奈良井川と合流して犀川と名を変え,やがて千曲川に注ぐ.ちなみに千曲川の源流には,もう一本同名の梓川がある.だが,そちらの方は一般的にはほとんどその名を,というかその存在を知られていないだろう.とはいえ,いずれの川もそれぞれに存在し流れ続けているわけで.名前は人間にとって重要であるが,自然としての川そのものには重要ではないのだろう.だがしかし,人間との関わりにおいては,川にとっても名前は意味を持つようになる.
それはさておき,低知名度の方の梓川も,とても気分のいい川であるし,大正池にそそぐ梓川もさすがにさすがである.たまには人だかりの観光地にも行ってみるのも悪くない.
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